【睡眠不足は肥満になる??】
2022/02/25
【睡眠不足は肥満になる??】
アメリカのスタンフォード大学によると、寝不足になるとレプチン(満腹を教えてくれるホルモン)が凄く減少するというデータがあるらしいです。
また、カリフォルニア大学で撮られた脳画像のスキャンからは、寝不足になると扁桃体(食欲をつかさどる)の活動が活発になることがわかったらしいです。
扁桃体が活発に働くと、疲れてお腹が空いた状態になるみたいです。
その反面、脳の自制や合理的な判断を司どる部分の抑制も起こると言われています。
そんなわけで、睡眠不足になると、疲れて食欲が制御しにくい状態になり、食べ過ぎてしまうという状態になってしまうのですね。
そんな時、素早くカロリー摂取できる糖質の多いものをついつい食べ過ぎてしまうこと、ありませんか?夜食のラーメンや、お菓子や甘いもの・・・
寝る間際の食欲を満たすのに、糖質のものをたくさん摂りすぎると血糖値は跳ね上がり、睡っている間に低血糖状態に陥ることがあるようです。そうなると眠気が吹き飛んでしまいます。
ぐっすり眠るには、寝る間際の飲食は控え、理想では夜寝る4時間前に食事を終えるのがいいと言われています。どうしても夜寝る間際に何かを食べるときは低糖質のものを摂るようにするといいですね。
そして、
空腹を訴える状態は、先ほどのレプチンの減少でわかるように睡眠不足だけが問題ではありません。
ついつい食べ過ぎてしまう人は、身体が栄養を求めている=栄養不足になっている、とも言えます。
身体が空腹を訴えるかどうかは視床下部が決定しています。
視床下部が空腹のサイン「カルシウム、カリウム、〇〇、〇〇が必要だ!」とサインを送っているのに、ケーキやコーヒーを食べていたら、カラダに必要なものが摂れていないわけで、再び、空腹のサインが出されます。今度は先ほどの空腹のサインに加えて、「ビタミンC、マグネシウム、〇〇、〇〇も必要だ!」と空腹を起こします。それなのに、ポテトチップスやコーラを食べる、これが繰り返されるとどうなるでしょうか。
栄養バランスのとれたものを摂れていなくて、いつも空腹感に襲われて、いつまで経っても空腹を抑えることができず、食べ過ぎていまいどんどん肥満に近づいていきますね。
睡眠の質を高めることが、先ほど述べたように満腹を教えてくれるホルモン=レプチンの働きを高めることになり、メタボ対策にいいですね。
そして、
カルシウムやマグネシウムなどの微量栄養素(ミネラル)が多く含まれている食事を摂るように心がけて空腹感に襲われないよう栄養を満たすことが肥満にならないようにするのにとても大切なことですね。